あなたの笑顔が。

2004年6月3日
 2年前の6月。一人のおばあちゃんが胆石の手術に来られた。術後も、なかなかスムーズにはいかなかったが、何とか、すべての管も取れたころ・・・。私は病気で入院。初めての入院で、自分の中で受け入れられなくて、しょっちゅう自分の病棟に行き、そのおばあちゃんに逢いに行っていた。あるときから、毎日3時から、デイルームで逢い、話をするのが日課になった。80を超えたおばあちゃんと20過ぎの私。いろいろな話をした。おばあちゃんの結婚のこと。子供がいない理由。楽しかった。病気を始めて体験している私にとってはいい気分転換になるし、つらい入院生活が3時になったらおばあちゃんに逢えるからがんばろうっておもえる。
 おばあちゃんは経過もよく、私より先に退院になった。それはわたしにとってもうれしかった。

 それから、私は9月に肺炎になり、10月のある日。そのころ病欠期間で、仕事はしてなかった。そのおばあちゃんに逢いに行こうと思い、以前入院していた病院を訪ねることにした。しかし、そこにはおられなかった。もう逢うことなないのだろうなと思っていた。

 今日、夜勤で、仕事に行き、病棟の入院患者をぼーっと眺めていたら・・・・おばあちゃんの名前が・・・・。ある!!

 さっそく休憩時間に逢いに行くと、以前と変わらないおばちゃんがそこにいた。「誰か分かる?」
「うん。わかるんよ。あーでも名前が出てこん・・・電気屋の〜」
 正解!!!
って言いそうになった。もうそこまで覚えてくれてたんならいいよ。私は変わらない笑顔に泣けてきた。少し話をして、また来るからと言い後にした。
 元気そうでよかった。でも、歩くのはちょっと難しいんだって。逢いたかった人に逢えるって心が穏やかになるね。。

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