「看護婦さん、トイレにいきたいんじゃけど・・・」

 「さっきも、行ってきたけど出なかったんです・・・。」と、病棟ナース。
 「○○さん、オムツしとるしな。大丈夫よ。」と私。

 患者は一人では立位を保持することが困難であり。かなりの介助が必要。むしろ、透析中は血圧が下がりやすく、トイレで意識消失する恐れもある。なんせ、透析室のトイレは狭く車椅子の患者さんが入れるスペースは無いのである。

 「○○さん、トイレ行きたいっていっとるんじゃけど、まだ透析始まってないからいっとこうか。」と技師さん。

 結局、トイレに介助で行き、何も出ず、オシメを再度当てる。これだけの作業が、患者が立位が出来なければ、なかなか難しいのである。

 そんなとき、別の看護師に、私にじゃないけど、
「何で、○○さん、トイレ行かすん?オシメしとるじゃろ。この前も、トイレ行って大変じゃたのに!」と強い口調だった。

 正直、私にもそういう気持ちがあって、移動が難しいし、病棟ナースからも「さっきも出なかった」というのを聞いてから、いいだろうって思ってた。でも、他の看護師の上記の言い方には腹が立ってしまった。

 でも、患者さんにとっては、トイレに行きたいという欲求を、満たしてあげることもせずに終わってしまうより、トイレに行っても出なかったということで、納得が出来るものになったのではないかと思う。

 私も反省すべきだな。

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